かねてから楽しみにしていた映画を見てきた。
ちょっと感想を書くのが難しいけど…。
見終わって、そんなやましい気持ちで楽しみにしててごめんなさいって思った。
同性愛者が隠れて生きていくのを割と淡々とあっけなく描いてた。
いわゆるエンターテインメントな映画ではなかった。
ちょっと退屈に感じるくらい淡々としてた。
泣く気満々!とか思ってたけど、泣かなかった。
ジーンと沁入るって感じかな。
「これで泣きなさい!」と厚かましく押し付けてくるストーリーじゃない。
それに、いちいち詳しく説明してくれるような話でもなかった。
誰かが行間を読むような映画って言ってたけど、その通りだと思った。
どうとでも解釈できるっていうか。
ある意味リアルでえげつない所もあったかな。
特にイニスの奥さん関係。本当に可哀想だった。うわー…って思った。
以下、ネタバレ込みで腐感想。
酔った勢いで一線を越えるわけですが。
そこから感想書きますけど。
BLファンタジーに慣れきった私には「え?いきなり?」って思った。
二人の友情がそれほど育まれてないように見えたし、
そこらへんがもっと描かれ説明されるのかと思ってたので
キター!と思いつつも、「なんで?」と。
理由がよく分からないのが酔った勢いなんだろうね。
襲ったのに襲われて…が面白かった。
山を降りる事になり、二人の別れがあるんですが。
ジャックは車のサイドミラーでいつまでもイニスの後ろ姿を見てて
イニスはイニスで陰に隠れて泣き崩れるわけです。
「あんたら、いつの間にそんなに…!」と驚いた。
驚きつつ、キュン。
4年ぶりにジャックに会えるって、ソワソワしてるイニス。
ちょっと可愛かった。
会ったら会ったでいきなり激しく接吻だったから
「あんたらそんなに求めあってたの?!」ってまた驚いた。
まぁこの辺も行間を読む的に、二人の気持ちをまざまざと見せられるやり方じゃなかったので。
その後、ことある毎に二人は会って、山に行くわけです。
崖からまっぱで川にドボーンとか、バカみたいに子どもっぽい事してた。
現実が厳しい分、二人でいることが夢のように楽しいんだろうな…と思った。
ジャックはイニスに会えない寂しさを、メキシコで男を買うことで紛らわすんですが、
やっぱり受けはそうか…そうなのか…とか思ったね。
イニスも奥さんとのエチーでジャックを思い出してんのね!とか思った。
そりゃもうイニスの奥さんが可哀想。
そしてラスト。
ここはもう切なさ一杯で。
喧嘩した時の血が付いたまま取ってあったシャツとかさ…
山の写真と一緒にそのシャツをかけてあるのとかさ…
まーなんつーの?萌え?キュン?
とか、ふざけたこと言っちゃいけないけど、そういう感じ。
ジャックの
死因(←凄いネタバレ)は本当の所、どうなんだろう。
ジャックの両親は息子の秘密を知っていたように思った。
父親に話していたイニス以外の男は誰?
お喋り奥さんの旦那とジャックの関係は?
レンタルでもう1回見よー。吹替え誰かな?
原作本も読むか。作者が女性だってことに、やっぱり…と思った。
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